一昔前までは「終身雇用!」「新卒で入社した会社で定年まで働く!」という考え方が常識でしたが、令和の時代になった今では転職は当たり前です。私も一度だけですが、転職の経験があります。今回の記事では転職したいと思った方へのアドバイスをお届けできればと思います。
転職したいと思う気持ちはチャンス
会社で働き始めてある程度の時間が経つと、転職したいと思う気持ちは誰にでも湧いてくるものだと思います。私も大学を卒業して就職した会社で転職したいと思ったことが二度ありました。私の場合は入社して数か月経った頃と入社して6~7年経った頃でした。
皆さんにも転職したいと思ったことはあるのではないでしょうか?今の仕事が本当に大好きで仕事をしているのが楽しい!と思えていれば良いのですが、この社会でそんな考え方で働けている方は少ないでしょう。もしくは、仕事は楽しいけれど給料が少ないのでもう少し給料の良い会社へ転職したいと思う方もいるでしょう。
その考えですぐに転職をしようと考えるのは少し焦りすぎですが、転職したいと思う気持ちが浮かんだら、自分の今の職場での境遇や立場、給料、仕事の満足感、将来性など様々な点を踏まえて今の仕事について考えてみる良いチャンスだと思います。実際に転職するかしないかは別として、自分の市場価値を知るチャンスでもあります。思い立ったら早速行動に移してみましょう。
まずは転職サイトに登録
転職を少しでも考え始めたらまず最初にやることは転職サイトへの登録です。有名な転職サイトはだいたい転職エージェントという転職のサポートをしてくれる方がいますので、何も考えずに転職サイトへ登録しても全く問題はありません。
登録したらまずはエージェントとの面談の日程を決めるところから始まりますが、平日でも夜19時以降であったり、平日の対応が不可能でも土日も対応してくれますので、仕事をしながらでも日程は合わせやすいかと思います。面談では、転職したいと思ったきっかけや今の職場への不満、今の年収、転職後の希望年収、転職希望の業種、職種などが主にメインの話題になるでしょう。面談日程が決まった時点である程度の簡単な案内も来ますので簡単に自分の中で考えをまとめて準備しておけばOKです。コロナ禍を経て今では直接対面する必要もなく、電話やWeb面談が主になってきていますので、自宅などで気兼ねなく面談できます。
転職サイトの種類
転職サイトはいくつもありますが、それぞれに特徴や適正な年齢層などがありますので自分に合ったサイトを見つけると良いでしょう。ちなみにですが、登録できるのは一つの転職サイトだけではありませんので、複数の転職サイトに登録してみましょう。紹介される会社も異なりますし、エージェントもそれぞれ自分に合うかどうかという点もありますので、2~3種類の転職サイトに登録してみるのがおすすめですよ。
いくつか有名な転職サイトを紹介します。
リクルートエージェント
有名なリクルート社が運営する転職サイトです。何と言っても求人数が多いのが売りでしょう。実際に私も利用していましたが、自分で条件を設定して検索できますので、気になった会社を自分で選ぶことができます。履歴書や職務経歴書の添削もかなり的確に行ってくれるイメージです。リクルートエージェントで添削してもらった履歴書と職務経歴書をその後登録した転職サイトでもそのまま流用したのですが、他サイトのエージェントからも太鼓判をいただけました。
doda
こちらも知名度は高く、求人数も多いです。サイト内に転職診断のようなものがあり、今後の転職活動の良い指標になるかと思います。
マイナビエージェント
マイナビが運営する転職サイトです。マイナビエージェントは他サイトと比較するとエージェントのサポートが厚いイメージです。親身に相談に乗ってくれますし、レスポンスも良く、面接日程についても他サイトも含めて複数社へ応募していても、うまく調節してくれていました。
ビズリーチ
こちらもCMが打たれており、有名なサイトです。面接確約のスカウトが届きますので、書類選考が通らない会社へ書類を送るなどの無駄がなくなり、効率的に転職活動を進められるでしょう。
アピールできる履歴書、職務経歴書を
転職サイトへ登録後に最も力を入れるべきなのは履歴書と職務経歴書です。人事担当が実際に見て面接へ進めるかどうかの指標となりますので、記入の仕方が非常に重要です。履歴書はある程度フォーマットが決まっていますが、職務経歴書は比較的自由に記載できますので、自分の強みをうまく表現できる内容で記載すると良いでしょう。
とはいっても履歴書も職務経歴書も、各転職サイトへ登録すればフォーマットを送ってもらえるので、そこに自分の経歴等を記載していけば問題ありません。必要に応じてエージェントが添削してくれますので、心配することはないでしょう。
履歴書と職務経歴書についてはしっかり時間をかけて作成しましょう。内容によって書類選考通過率は大きく変わってくるはずです。
転職活動を周りに言わない方が良い
ここまでのことをやれば、あとは気になる企業があったら応募し、書類選考が通ったら面接へ…という流れを繰り返すだけです。今の仕事を抜かりなくこなして、今まで仕事後にゆったり過ごしていた時間を少し企業探しやSPI対策、面接対策等をして過ごしましょう。
ただし、転職エージェントにも言われることだと思うのですが、転職活動を自分の職場で言うことはやめましょう。あなたが余程仕事ができないタイプの人間でなければ、噂が上司の耳に入ったりすれば引き止めされることは明白です。せっかく転職へ向けて活動を始めたのにその志を他者によって妨害されてしまいます。また、転職するつもりはなくまずは自分の市場価値を知りたい、という軽い思いで始めた場合でも、周囲から辞めるつもりだと噂されれば、仕事がやりにくくなってしまうかもしれません。
少なくとも転職活動をしていることを職場で公表してプラスに傾くことはほぼありませんので、極力内密に進めましょう。職場で転職の話をするのは、転職先が決まってからにしましょう。
転職活動は焦らず
焦って転職しようとすると、今の会社よりも待遇の悪い会社へ入社してしまうことになったりする可能性も否めません。転職活動を始めることは悪いことではありませんが、焦らず、転職先企業をよく調べ、今の職場と比較して本当に転職するべきかどうかを考えて行動しましょう。転職するにしてもしないにしても、転職活動により他企業を知ることができたり、自分の市場価値を知ることができたり、はたまた今の企業が優良企業であることに気付けたり、必ずプラスの経験になるはずです。
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