さて、ここまで来ると毎月のリボ払いの支払いも大きなものになります。何か打開策はないかと思い手を付けたのが、クレジットカードよりも低金利な銀行のキャッシングによる借り換えでした。会社に在籍確認の電話がかかってくるなど、サラ金で借金するのと変わらないと感じつつも、審査は無事に通り、融資を受けられましたが、金額は100万円でした。とりあえず満額キャッシングし、クレジットカードの残高返済に充てました。ただ、私の意志の弱いところですが、この後もリボ払いを辞めることができませんでした。
結局その後も私の生活に大きな変化はなく、収入＜支出の計算式が続いていきます。その結果、相変わらずクレジットカードのリボ払いを続けてしまい、再び利用限度額いっぱいまで使ってしまうことになります。
結局月々のリボ払いにプラスして銀行のキャッシングの返済も増えます。借金の返済に追われ、新たなクレジットカードでさらに借金を重ねる日々でした。幾度となく金銭的にどうしようもなくなる時があったのですが、母親に加入させられていた貯蓄型保険や個人年金を解約し、解約返戻金が戻ってくることでなんとかやりくりしていました。
また、ここまでの状況に陥る前に副業のアルバイトをしていました。会社的には副業は禁止だったのですが、確定申告時に市役所で住民税の徴収を副業分のみ普通徴収にしてもらうことで会社への副業バレを防いでいました。借金をしていなければこのような生活をすることもなかったのですが、これに関しては新たな出会いがあったり、このバイトのおかげで久しく会えていなかった友人との縁があったりと、意外と思い出が多く、良い経験になったかなと思っています。しかし、この副業の収入も結局はほぼ借金返済に消えていくような日々でした。
そしてこのようなギリギリの生活(ほぼ破綻していますが…)を続けていく中で世界的に影響を与えた事件が起こります。新型コロナウイルスの蔓延です。
当然私の会社にも多少なりとも影響はありました。もともと業績が下がっている中で仕事が減ってしまい、残業もほぼ許されない状況でした。また、副業のアルバイトも飲食店であったため、営業自粛は時短営業となっており、そこでしか働いていない学生達の収入が減ってしまうのもかわいそうだと思ったので私自身のシフトは減らしても構わないですと告げ、実際出勤も減り、副業収入も減ってしまいました。
幸いにもこの状況でしたので、外出頻度も減り、出費も減ったのは救いでした。このあたりから自分の現状の生活から目を背けずに見つめなおすようになりました。
ただ、既に時は遅く、コロナかが落ち着き始めた頃に自己破産の手続きを進めていくことになりました。
やはり、自分でこの記事を書いていて思いますが、欲望を我慢できずに欲しいものを買う、食べたいものを食べる、行きたいところに行くといった生活をしていては必ず破綻します。「人生一度きりだしややりたいことをやりたい！」と思っていましたが、その結果が人生を棒に振ってしまうことになっています。自己破産したことによりローンも組めず、欲しいものが簡単に買うことはできなくなってしまいました。
破産手続きを行ってから収支の管理をするようになりましたが、ここでようやく自分の生活に無駄な出費が多いことに気付けました。この記事を読んでいる方に強くお勧めしますが、家計簿による収支管理、家計管理は必ず行うべきです！！ＰＣを持っていればExcelなどで作ることもできますし、スマートフォンのアプリでもできますよね！自分が何にお金を使っているのかわからないというのが一番ダメな状態です。
収支の管理！これをかならず実践しましょう！
私も続けていますが自分が何にお金を使っているのかはっきりわかりますし、本当にこれにお金を使うべきか？と自問することも増えます。
みなさんは私と同じ轍を踏まないように、私の真似をしないように気を付けて生活をしてください。最初は少し辛いかもしれませんが、家計簿をつける癖が身につくと生活も変わってきます。家計簿をつけていない方、借金がある方は今すぐに家計簿をつけてみてください！それが生活改善への第一歩です！
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