破産する金銭感覚の生活①

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自己破産経験談

私が高校生の時、大学入試の結果発表後に『合格体験記』というものを書いて後輩たちへ受験勉強の方法を伝えるという習わし?がありました。ただ、とある先生は「合格した生徒の体験談よりも不合格の生徒の反省点を伝えて後輩に同じ過ちを犯さないように啓蒙した方が良い」と言っていました。ということで、私が自己破産するに至った生活、金銭感覚をお話しして、この記事を読んだ方に同じ過ちを犯さないように啓蒙できればと思います。

まずは高校生の時の生活から…。私は高校に進学したと同時に両親が離婚しました。親権は私に任せると両親ともに言っていたので、①母子手当てが出ること②父親からの養育費があること③母親は正社員経験がなく一人にしておくのが不安だったこと、以上の3点を踏まえて母親につくことにしました。
親からのお小遣いは少なかったですが、高校に入学してすぐに私はアルバイトを始め、バイト代もあった為に、周りの友人達と遊ぶのにも不自由することはありませんでした。
ただ、高校時代に大きな過ちが一つありました。本当はいけないことですが、友人に誘われパチンコ、スロットを覚えてしまったことです。しかし、幸か不幸か、高校時代はトータルではプラスでした。ギャンブルせいている人の「トータルはプラス」という発言ほど信用できない言葉はありませんが、本当にこの時は負ける日があっても総合的に見れば勝っていたのです!(笑) あくまで高校時代という期間限定ではありますが…。
そのせいで、お金の出費を管理するという癖をつけることができませんでした。お小遣いの中でやりくりするという感覚はなく、バイトで働いた分だけお金が手に入る、ギャンブルでお金が増える、という最悪の金銭感覚を高校時代に身に付けてしまいました。

その後、大学へ進学するのですが、大学生になる=18歳以上ということですので、クレジットカードを持てるようになりますし、ローンを組むこともできます。実際に私も大学に入学してすぐに大学生協でノートPCをローンで購入し、自動車学校もローンで通い、人生初のクレジットカードも持ちました。
ただ、この時代はクレジットカードを使用しても一括払いでしたし、ローンも必ず引き落とし日には口座残高が残っている状態にしてあり、滞納することはありませんでした。
ただ、ギャンブルは高校時代と違って負けることが多くなり、「なぜこんなにも使ってしまったんだろう…」と後悔することも多々ありました。
しかし、貯金はなくとも大きく生活に苦しむことはなく大学生活を過ごすことができていました。

そして、社会人になるとさらに私の金銭感覚は崩れていきました。当然ながら、毎月安定した収入は入り、夏と冬にはボーナスが入ります。社会人になって初めてローンを組んで新車を購入もしました。たしか支払いは毎月2万円にボーナス月は12万円だったでしょうか。やはり私も初めて買った新車ということで大事にしていましたし、支払いも怠らないように最新の注意を払っていました。
ただ、社会人になってからほぼ毎日コンビニを利用するようになりました。朝はコンビニで朝ごはん代わりのおにぎりとコーヒー、そしてペットボトルのお茶。残業があれば定時後に近くのコンビニで軽い夕食を購入。家に帰る途中、家で食べる用の夕食をコンビニで購入。といった感じで1日に3度もコンビニを利用することもありました。母親と暮らしてはいましたが、親も仕事をしており、朝食を作るのもめんどくさそう+自分が早起きして自宅で朝食をとるよりも通勤途中で車の中で食べた方が楽でした。また、夕食も私の仕事が終わるのが遅かったために家族で一緒に食事をとることはほぼなかったことも原因の一つです。
当然ながら、コンビニなど割高商品ばかりですから、毎日行っていれば食費はたくさんかかります。ただ、サッと寄って帰るコンビニの楽さと誘惑には勝てませんでした。

また、もう一点大きな浪費の原因が地下アイドルにはまったことでした。
これも友人の誘いでふと行ってしまったライブが原因だったのですが、とてもかわいいと思える子を見つけてしまい、そこから毎週通うようになってしまったのです。
当然ですが、ライブの入場料は掛かりますし、物販(もしくは特典会)でグッズやチェキ券を購入し、その後は友人と食事に行くなど、かなり大きな出費が続いていました。ただ、通い始めた当時は多少は貯金があり、仕事が忙しく残業も多かったため、出費が多いながらも普通に生活はできていました。ただ、アイドル現場に通い始めて半年ほど経つと少しずつ収支に変化が出てきました。
入社して2年経つと会社全体として仕事が減ってきて残業することがなくなってきました。当然毎月の収入は減ってきますし、ボーナスにも影響が出てきます。しかし、これまで続けてきた生活を簡単に変えることはできませんでした。相変わらずコンビニを利用するし、アイドル通いもやめられませんでした。特にアイドル関係に関しては、毎月10万程度は使っていた気がします。社会人なりたての若造の収入でこの出費では貯金なんて当然できるわけありませんし、どんどんお金は減っていくに決まっています。
このあたりで支払いをクレジットカードのリボ払いにすることが増えました。毎月少額の支払いで済むわけですから月々の生活レベルを落とさないことができてしまい、まんまと沼にハマってしまったのです。気付けばリボ払い残高は数十万、そして100万を越してしまいます。1枚のカードでは利用残高がなくなり、さらに複数のクレジットカードでリボ払いをしてしまいます。この時の感覚がいちばん狂っていたと思うのですが、クレジットカードの利用残高を自分の銀行の口座残高の様に勘違いしてしまっていたのです。もちろん全く別物であることは理解していますが、お金がなくても使えてしまうのでこのような感覚に陥ってしまったのではないかなと推察します。

このようにクレジットカードの利用額が嵩んでいった結果、支払いに苦しみ打開策を求めるようになりました…。

次回の記事へ続く。

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